大手術

かねてより心臓が悪かった妹の夫が、昨日手術を受けました。

血管を5本もつなぐ、という大手術です。

まえもってドクターから、リスクが少ないこと、しかし大きな手術なので体力のある若いうちに受けたほうがいいこと、など説明があり、今回受けることになったのです。

しかしいくらリスクが少ないとはいえ、6時間に及ぶ大手術です。

昨日は私も朝から落ち着きませんでした。

子ども達も少しは手伝ってくれるとはいえ、年をとったお姑さんも同居の家です。
妹自身も仕事があり、さぞや大変だろうと、想像に難くないのですが
遠方で気軽に手伝いにも行けません。

朝8時に開始、と聞いていましたので、3時頃、もう終わったかと電話を入れてみましたが
まだ、とのこと。
え~~?少し遅くない?と言いたいのをぐっとこらえて、
「麻酔の効きが良かったのかもね」といってひとまず切りました。

4時にもう一度。
まだです。
なんだか仕事も手につきません。

5時、6時・・・

10時間も経っている!いくらなんでも・・・


妹に
「遠慮してないで、看護師さんに聞いてごらん!」と言いましたが
返事は
「こういうこともあるんです」とのこと。

7時、8時、、、

もう不安で胸が押しつぶされそう。。。

たまらず
「どうなってるんだろう?何も説明がないなんて、少し不誠実じゃない?」と
言ってしまいました。

すると妹が
「おねえちゃん、煽らないでよ!」と。

そうでした・・・

8時半
「もう手術の家族控え室にも誰もいなくなっちゃった・・・」と
消え入りそうな妹の電話。

病院の固い椅子に一人で座っている妹の姿を想像すると
無理してでも手伝いに行ってやればよかった、と悔やまれます。

そして9時。
ついに、終わった!の連絡が。

実に12時間の手術です。
そして無事に成功したそうです!

丁度夫も帰ってきて、子供たちと一緒に
Yおじさん、無事に終わって良かったね!と喜びました。

娘は学校で嫌なことがあったらしいのですが
「叔父さんの命のこと考えると、私の悩みなんてほんとにちっぽけだね」と言っていました。

そうです。
命の前には、どんな悩みも小さなことなんです。



タグ :

同じカテゴリー(家族)の記事画像
デビュー
同じカテゴリー(家族)の記事
 文化祭の衣装つくり (2011-06-27 00:04)
 親子の絆? (2011-04-15 18:54)
 ブラス! (2011-03-31 23:46)
 電話が繋がりました (2011-03-14 14:16)
 反抗期 (2011-01-22 23:29)
 娘と二人 (2011-01-09 18:26)

Posted by しかない行政書士事務所 at 10:42│Comments(2)家族
この記事へのコメント
しかない様

遠く離れていても、やはり身内ですね。

いざ頼るのは身内だと思います。でも手術成功され

てよかったですね。こういうとき、近くだったらって

わたしも、今までに何回思ったことか・・・・・・
Posted by ねこねこ at 2010年06月11日 09:27
ねこさん、こんにちは。

コメントありがとうございます。

遠くに住んでいると本当に気が揉めます。
両親が亡くなったときもそうでした。

中には「遠くで気楽ね」という意見もありますが
使いたくても体を使うことができず、気だけ焦る辛さは経験したものでないとわかりませんね。。。
Posted by しかない行政書士事務所しかない行政書士事務所 at 2010年06月11日 10:47
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。