元気元気というけれど・・・

昨年秋以来の社会情勢は悲惨です。

最近のJRの事故は、手形の期日の前が多いのだとか。



こんな時代だからこそ明るく。
モチベーションをあげる。
出来る自分をイメージ。
何事にも感謝!


そうです。虫だって明るいところが好きで寄ってくるのです。
だからいつも笑顔で、元気を振りまく。
そうすればおのずと人は寄ってくるのです!


そうです、そのとおりです。

でも。

人間は機械ではありません。
油が切れて足してあげれば動く、というわけにはいきません。


よく人から

「あなたの仕事はいいわねえ。自分のペースでできるんでしょ?」

「書類を書いてアドバイスして、資格業は先生稼業だものね」

など、お言葉をいただきますが。


いえいえ、とんでもない。
私たちも孤独な経営者なんです。


人の相談に乗りながら、こちらも生身の人間ですから
思いっきり悩む事も行き詰ることもたびたびです。


そんな時、元気、元気!と自分に号令をかける。

しかし、それも軽症のうちはいいけれど重症になってくると効かなくなります。

効かないどころか

元気!明るく!能天気に!などといわれて、それが出来ない自分にますます落ち込んだりすることも。
(それができるんだったら、とうにしている・・・とぼやきつつ)



高熱でふらふらしているときにマッターホルンに登れ、といわれても
それは無理。


だから、私が考えた自分のための処方は


1.これ以上できないくらい徹底的に落ち込む。

2.泣く。

3.次に怒る。

4.そして全てを明日に先送りしてとりあえず寝る。



そして少し回復したら、好きな音楽を聴きながらひたすらぼ~っとし
自分を解放します。


そうすると、雲の上に少し山の頂が見えてきます。
新しい考えや、前向きな気持ちが出てきます。
なにより引きずりません。


要は弱っている自分の心に蓋をしない。
蓋をしてしまうと回復が遅れるような気がします。



元気でなくても、いい。
がんばらなくてもいい。
感謝しなくてもいい。


それを許す自分が居てもいいのではないでしょうか。



そう気が付いたら逆に、元気になって感謝している自分がいたりします。



これは私による私のための処方箋です。
まさに自分の最強のコーチは自分自身!!




そんな経験は自らの業務にも役立っています。


どんな言葉が人を追い込むか、とか
悩みを深くするか、とか分かるようになってきます。
自分の経験と重ね合わせて、相談者の方の気持ちを想像できるようになってきます。




ところで、冒頭に書きましたが
自殺に走るほど自分を追い込む前に、処方箋があればきっと救われた方もいるのではないでしょうか。

事業に失敗しても、倒産させたり、ましてや自らの命を絶ったりしなくても
事業を再生できる方法や相談機関があるのです。

それはまた今度。



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Posted by しかない行政書士事務所 at 14:33│Comments(0)わたしのこと
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