分かれ道

先日親しい友人が

「学生時代からずっとなにか追い求めているような気がする。”モラトリアム”だわ。」

と言っていました。

ここで彼女の言う状態がモラトリアムかどうかわからないのですが、

この言葉は女性にありがちな気がします。

色々と制約が多いからです。

男女共同参画社会と言っていますが、以前に比べるとずいぶん変わってきているとはいえ、
なかなか難しいですね。

いつの時代も流れがあって、その流れに乗っているのが良しとされるというのでしょうか。

専業主婦が良しとされた時代は、働く女性は肩身が狭かったでしょうし、
逆に女も働く時代、となれば家に居る人はなんとなく肩身の狭い思いをする。

ついつい時代の流行に翻弄されて、自分の立ち位置が分からなくなったりします。

そのときは気がつかなくても、振り返れば
「あのときが人生の分かれ道か」
という選択もあります。

そして
「あ~、こっちの道に進んでおけばよかったか・・・」
と、思うことも。

そうすると、先の友人のような
「いつも何かを追い求めている」状態を感じてしまう。


私は出産したら一時完全に家庭に入ろう、と決めていましたので
その時には迷わず仕事をやめました。

それがそのときの自分の最大の仕事、と思ったからです。

それがどうだったのか。

「これで良し」
と思うこともありましたし、
「もっとなにか方法があったのでは」
と、思うこともありました。


出産だけではありません。
さかのぼると結婚であったり、
或いは転居であったり、
或いは親の介護、と言う人も入るでしょう。

やはり女性は自分だけの力では思うようにならないことも多いか、と思います。

もしかしたらこちらの道は行き止まりか?
と思いながらも、一歩を踏み出します。


だから、その分かれ道の前で立ち止まり、散々迷ったり悩んだりしているはずです。

そうやって選択した道が、たとえ期待した結果が得られないものであったとしても、それを選んだ自分に自信を持ちたいと思う。


振り返るといつの間にか、いっぱい枝分かれした道が自分の後ろに続いている。
その先っぽにいるのが今の自分だし、だからモラトリアム、なんてことはないと思うんですね。

きっとこれから先も沢山の分かれ道に出くわすと思います。
でも流れに流されず、自分を信じて選択していきたいと思う。






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Posted by しかない行政書士事務所 at 13:11│Comments(0)雑感
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