相続業務に思う

この仕事を始めたころから

相続業務は私にとって、ぜひやってみたい業務でした。

実家の両親が相続のことで長年大変な思いをした、ということもあります。
またそれを、どこに相談したらよいのかわからない、と悩んでいた姿をみてきたせいもあります。

しかし
相続というのは、人が亡くなって初めて発生するもの。

相続の業務とは「死」のイメージがいつも付きまとうのです。

それを業務として行うことに
最初難しさを感じていました。

一歩間違うと
自分は卑しいのではないか、と。
人の死を対価として、報酬を得ているような気持になるからです。

でも、ある日手続きをしたご相談者から

「こんなに近くに相談できる人がいることを知っていれば
あの時の遺言もお願いしたのに。どこに相談したらよいかわからず、探しぬいて、ずいぶん遠くまで行ってお願いしたんですよ」
と言われました。

その時にふと、ふっきれた気持ちになりました。

そういえば両親も同じことを言っていた。

そういう方々の助けになりたいと
今でははっきりと思っています。









タグ :相続相談


Posted by しかない行政書士事務所 at 21:20│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。